刀削麺ってご存知ですか？
麺類。洋の東西を問わず、世界中で愛されていますね。麺類が嫌い！という方に会ったことがありませんし、Tammyも麺類が大好きです。
悠久の歴史息づく中国、中でも「麺食のふるさと」との異名を持つ山西省には、200種類以上もの麺が存在するそうです。
中には300～400と紹介している記事もありました！とにかくすごい数ということですね。
そんな愛すべき麺類の中で、メジャーではないけれど、近年そこそこの知名度を獲得している山西省の郷土料理「刀削麺」。約200以上もの飲食店が軒を並べる国内最大級のチャイナタウン・横浜中華街の中+その周辺で、刀削麺を食べることのできるおすすめの3店をピックアップしました。
そもそも刀削麺って、いつからあるの？
中国 山西省にて800年ほど前に、民族争いで、武器になるような（包丁を含む）刃物をすべて取り上げられた漢民族が、調理の際に困る…ということで、薄い金属を自作して刀をつくり、麺を削ったのが発祥とされる説が有力です。
現在でも、少し厚みのある缶などを加工して自作する麺職人もいるそうですよ。
山西省ってどこにあるの？
北は万里の長城を挟んで内モンゴル自治区、南は黄河を挟んで河南省に隣接する地域。小麦の栽培が盛んなことから、麺料理が豊富で、黒酢の醸造でも有名です。
山西省の黒酢といえば老陳醋
刀削麺って、どうやって作るの？
小麦粉、塩、水をよく混ぜて練り上げます。その後、成形した生地を休ませること数時間、生地の完成です。
木の板に練った刀削麺の生地をのせ、それを麺包丁で削ると同時に、お湯の煮たった鍋に飛ばし入れていきます。
刀削麺以外の多くは、麺の表面に粉をまぶして伸ばすので、表面がコートされた状態ですが、刀削麺は削った麺をそのまま茹でているため茹で時間が短く済み、ヒラヒラとした麺の形状により麺とスープがよく絡みます。
短時間で茹であがる事で、麺のモチモチ感を味わうことができるのです。
中華街で刀削麺を提供するお店 3選！
杜記（とき）
香港路と市場通りを結ぶ台南小路に入ったところにあるお店です。香港路側からの方がアクセスしやすく、カレーでも有名な「保昌（ほしょう）」を背に10歩ほどの場所です。カウンター席の他に小さな4人席のテーブル席が2つありますが、コロナ禍以前は相席がデフォルトでした笑。そのくらい、全体的にコンパクトなお店です。
ちなみに台南小路はこんな感じ🔽とっても狭い路地です。中華街初心者には、ちょっとハードル高いですかね…。
麺はオーダーの度に職人さんが手で削ってくれるのですが、カウンター席からはその様子を見ることができます。
この日は麻辣刀削麺にしましたが、Tammy個人的には四川麻婆豆腐麺と水煮羊肉麺が好物です。ちなみに、こちらの四川麻婆豆腐麺は汁なしタイプです。
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京華楼（きょうかろう）
四川料理でおなじみの京華樓。以前に麻婆豆腐でもご紹介しましたが、刀削麺でも登場させちゃいます。
麻婆豆腐のご紹介記事はこちら🔽
京華樓ではたくさんの自社製品の販売もしているのですが、その中のひとつ「花山椒」は卓上に常設してあるので、よりハードなシビレを求める方は、多少のセルフカスタマイズも可能です。
※横浜駅近くの鶴屋町CRANE店の卓上には花山椒の設置がありませんでしたが、店員さんにお声掛けすればいただけます。ちなみに、Tammyは本館の味が一番好きです。（個人の感想です）
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華隆餐館（かりゅうさんかん）
前出の「杜記」出身のご主人が営む四川料理店。場所は中華街から歩いたら25分ほどの関内？伊勢佐木長者町？あたりにお店を構えています。道路を挟んだ向こう側には「◯◯マシマシ」で有名なボリューム系ラーメン店があり、常に行列を作っています。
中華街エリア外のお店ではありますが、複雑な日本語はあまり通じないディープな雰囲気を醸します。
7割は中国系のお客さんとお見受けしますが、ありがちな大陸系の塩接客ではありませんので、ご安心ください。
以前は手で削っていた同店ですが、いまは注文の度に刀削麺マシーンが削る様子を見ることができます。
デフォルトでも辛いですが、Tammyのような激辛変態のために辛さ増しすることもできます。
※もちろん、全く辛くないメニューもありますので、辛さに耐性のない方も安心してご訪問くださいね。
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まとめ
気になるお店はありましたでしょうか。
横浜中華街（や、その周辺地域）に、せっかく遠くから訪れたなら、「今日行ったお店、外れだったな～」なんて横浜地元民としては思ったてほしくないし、思いたくないですよね。この記事が皆さまのお店選びの参考になりましたら嬉しいです。
それでは今日はこの辺りで！
またお読みいただけますことを楽しみにしております。
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